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【MBA取得体験記 ③】MBA取得までのロードマップ-Kaloooの場合

2020/07/13
 
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薬剤師ライターのKalooo(カルー)です!ヘルスケア領域の広告と広報で狭〜く、深〜くお仕事してまいりました。職種は戦略プランナーとコピーライターです。食べること、楽しくお酒を飲むことも大好き。横浜に長く住んでいて、ディープな横浜も知っているつもり!? でいます。

いざMBAを取得しよう! と決断しても、「寝る間もないくらい勉強が大変なんじゃないか?」「ついていけないんじゃないか?」と、不安も多いのでは、と思います。でも、学んでみてわかったのは、

MBAを取得しようと思っているような人は、みんな忙しい人たちだった!

これが結論です。時間は作ろうと思えば作れますし、強い意思を持って取り組めば必ずゴールを達成できます。とはいえ、不安もあるかと思いますので、MBAコースではどんなことを学ぶのか、時系列でご説明したいと思います。


Step0:まず、入学審査にパスします

まず、これをパスしなければスタート地点に立てない!ということで、書類をそろえて入学審査を受けます。Kaloooは最終的に、英国国立大学かスイスの私立大学のMBAを取得できる組織で学び、最終的にはスイスの大学院でMBAを取得しました。授業は日本語ですが、アサインメント(宿題)と論文、それに関連するやりとりは英語になります。入学時点では、特に英語の審査はありませんでした。

英語力がどの程度必要かは入学時には掴めず、「大丈夫かな?」と不安になったりもしました。でも、たとえば「TOEFL〇点以上が入学条件」といった風に、本来の目的である学びのフェーズに入る前に「0地点」で大きな課題が課せられてしまうと、それだけMBA取得までの期間も長期化しますので、結果、「条件無し」で良かったな、と思います。

Step1:ひたすら勉強、科目過程で学びます

Kaloooの学校は、まず、「課目過程」で学び、すべての科目をパスして、「ディプロマ(修士の課目過程修了の証明)」を取得。それをエビデンスとして、関連する大学院に編入し(Top-upといいます)、論文課程を経てMBA取得、という流れでした。

MBAの課目構成は、まず、どの学校も共通して用意しているものに「ヒト・モノ・カネ」のベーシックな科目があります。経営戦略や、マーケティン、アカウンティング、ファイナンス、人的資源管理などがそれにあたります。

加えて、社会科学系の論文執筆に必要な「統計解析(Decision Analysis)」や、「国際物流システム(International Logistics System, Operations & Manaagement)」、社会科学系の論文を執筆するのに必要な「リサーチ メソッド(Research Method)」、変化する環境のなかでどう経営の舵をとっていくかについて学ぶ「チェンジ マネジメント(Change Management)」なども履修しました。

授業は日本語ですが、シラバス自体は英国のもの。各科目の推奨論文等も決められているようなので、学校オリジナルの教材ではなく、国際的に鉄板とされる文献をベースに学ぶスタイルでした。

Step2:アサインメントに取り組みま

科目ごとにアサインメントがありました。授業の最初にアサインメントが提示され、科目終了後、決められた期日(数週間以内)までにに提出します。修士論文執筆の前哨戦のような感じで、論文の書き方に近からず遠からずの項目建てで書いていくスタイル。科目ごとにそれを繰り返すので、最初は大変でしたが、「英語で長文を書く」ことに徐々に慣れていきました。

分量は、3,500ワードくらい。図版も入れてワードファイルで10~15枚程度です。英語で書くこと自体ももちろん大変なのですが、修士課程のアサインメントなので「何を書いているか」、これは使用言語に依存しないものと思いますが、要はどんな内容で書いているかが、何より重要になります。

Step3:ディプロマを取得しました!

アサインメントの出来が、日本と現地で総合的に判断されて、大学院の課目過程修了の証明「ディプロマ」が発行されます。ほっと一息つける節目ではありますが、最終的に修士論文にパスできなければMBAホルダーにはなれません!ので、ここからが本番、といった感じです。

科目過程の間に、各科目の勉強だけをするのではなく、修士論文のことも並行して考えておくことがポイントです。考えるべきことは、「どんなテーマで書きたいか」「そのテーマでの先行研究は十分あるか(論文として成立しそうか)」「自分の論文ではどんなユニークネスを出せそうか」、そういったことです。

科目の勉強と並行して行いますので、

何より「タイムマネジメント」が重要になります。

Step4:修士論文執筆に取り組みます

「授業で学ぶことやアサインメント」と「論文作成」はスケールが全く違いました。たとえるならば、「プール」と「海」くらい大きさが違う、という印象です。

もう少し詳しく説明すると、アサインメントは、考えるべき範囲が限られていてイシューも明確、その中でアウトプットするもの(それでも大変です、笑)。論文は、考える範囲が果てしな~く広い!広いです。ゴールが見えず、迷いに迷って、目指す方向を見失ったりもします。そうすると、精神的にもかなりやられます。

加えて、論文としてハイレベルな英語表現が求められ、かつワード数も10,000を超えてきます。ワードの枚数でいうと、100ページ前後です。

論文は、こんな内容でした。

日本人ビジネスパーソンの職務満足度(happiness)に関連するファクターを定量的に調査し、happinessに影響の強いファクター/ 弱いファクターを統計解析により特定し、それを基にHRMの観点からhappinessを高める経営戦略を提案する。

論文作成プロセスの詳細については、下記にお示しします。

Step5:論文審査を経てMBAを取得!

日本でのプレチェック→マレーシアでチェック→スイス本国でのチェックを経て、晴れてMBAを取得しました!剽窃チェックも、もちろん入ります。
※ 剽窃とは、他人の成果物を断りなく取り込んで、自分のものとしてしまうこと。不正行為です

論文の項目建ては、各学校のガイドラインに従いますが、Kaloooの場合は下記の構成で書きました。

FOREWORD
EXECUTIVE SUMMARY
TABLE OF CONTENTS
LIST OF TABLES
GLOSSARY OF TERMS
CHAPTER 1: INTRODUCTION
CHAPTER 2: LITERATURE REVIEW
CHAPTER 3: RESEARCH METHODOLOGY
CHAPTER4: RESEARCH ANALYSIS AND FINDINGS
CHAPTER5: DISCUSSION
CHAPTER6: RECOMMENDATIONS
CHAPTER7: CONCLUSIONS
BIBLIOGRAPHY
APPENDIX

一通り書き上げた後にプロの英文校正に依頼すると、ぐっとクオリティが高まります。表記の揺れ、論文調でない言い回し、意図が取りにくい文章、冗長な英語表現などが調整されます。多くのネイティブエディターを抱える企業としてはeditageさん、edanzさんなどが知られています。

英文校正では、証明書が発行され、論文に添付することもできます。クオリティのエビデンスにもなります。

なんだか、ますます「大変だな~」と思ってしまったかもしれません。でも、ひとつずつ、一歩ずつ進んでいけば必ずMBAは取得できます。学んだことは即実践に活かせますし、やりきったことは自信につながります。

絶対にあきらめずに、前を見て進んでくださいね!

※Images are from Unsplash that offers free stock photos.

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